実際に暮らしてわかったこと7選
「ナイロビって危ないって聞いたけど、実際どうなの?」
これは、私がナイロビに住んで10年、よく聞かれる質問です。
しかも子ども二人を育てながら生活しているとなれば、さらに関心は高まるようで…
結論から言うと、危ない部分はあるけれど、“暮らせる現実”もちゃんとあります。
この記事では、観光ではわからない“住んでいるからこそ見える”ナイロビのリアルな安全事情を7つにまとめてご紹介します。

① 昼間でも徒歩移動は基本NG。移動は車が鉄則
「昼間なら大丈夫でしょ?」と思いがちですが、ナイロビでは明るい時間帯でも基本的に徒歩移動は避けるのが安全です。
特に外国人や女性、小さな子連れの場合、スマホを出した瞬間に狙われたり、周囲の不審な動きに巻き込まれることがあります。
私自身も、近所でも徒歩ではなく車で移動するのが当たり前になっています。
気を張りすぎる必要はありませんが、「大丈夫そう」に見える場所でも、“徒歩は避ける”が基本ルールです。
② ガード付き住宅が当たり前。セキュリティの質が暮らしを左右する
私たち家族が住んでいるのは「ゲート付きコミュニティ」。24時間体制で警備員が常駐しています。
これはナイロビでは一般的な住環境で、住宅選び=セキュリティの質を選ぶということでもあります。
家賃にセキュリティ費用が含まれている感覚ですが、その安心感は何ものにも代えられません。
③ 車上荒らしより“道案内詐欺”が多い!?実際の被害例
観光客が狙われやすいのが「スマホや財布を持っている風」の人。
でも在住者の間で多いのは、“ちょっと道を教えて”と声をかけられて注意が逸れたすきに、仲間が荷物を盗るという手口。
私の知人も一度やられました…。
**「優しさを見せる=スキを見せる」**という意識が必要です。
④ Mpesa(モバイル決済)で現金不要=強盗リスクも下がる
ナイロビではMpesa(エムペサ)というモバイル決済が超主流。
屋台やバイクタクシーでも使えるので、現金を持ち歩く機会がかなり減りました。
これは物理的な盗難リスクの軽減にもつながっています。
万が一に備えて、スマホのPINロックや位置情報ONもお忘れなく。

⑤ “マタトゥ”バスの存在と注意点(子連れにはちょっと大変)
カラフルで派手なバス「マタトゥ」は、ナイロビの街のシンボル的存在ですが、
運転が荒く、窓の鍵が壊れていたり…と子連れにはやや不向き。
料金は安いですが、安全面ではあまりおすすめできません。
私も子どもと一緒のときは絶対に利用しません。

⑥ 子どもが学校に安全に通える理由は「送迎&厳重管理」
ナイロビ日本人学校では、毎朝の送迎や登下校チェックが徹底されています。
校内にもガードマンがいて、敷地も広く安全が保たれています。
日本とは違う緊張感がある分、管理はかなり厳重です。
親としてはとても安心できる環境だと感じています。
⑦ 結論:注意は必要。でも暮らすには「コツ」がある
ナイロビ生活は、「日本と同じ感覚」でいれば確かに危ないです。
でも、住む人たちはみんな、“暮らすための知恵”を自然と身につけているんです。
- 暗くなったら出歩かない
- 現金は持たずMpesa
- 住宅はセキュリティ込みで選ぶ
- 信用しすぎない、でも排他的にもならない
これが、10年暮らしてきた私が実感するナイロビの“安全との付き合い方”。
🌍 おわりに
「ナイロビって怖い」というイメージ、確かに一部は当たっています。
でもそれだけではありません。
“暮らしている人がいる”ということ自体が、もうひとつの答え。
私はここで、子どもたちと笑って泣いて、日々の暮らしを重ねています。
今後も、ナイロビでのリアルな子育てや日常を
スレッド感覚で綴っていきますね☺️
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